理科教室の取組

そもそもなぜ理科教室なのか

アンテナを広げて、考えられるようになってほしい

当教室の理科教室は

 

理科教室の取組

理科教室のご案内にて、理科教室の内容や日程等を掲載しておりますのでご覧ください。

 

そもそもなぜ理科教室なのか

私は、小学生くらいのときから理科が好きでした。

ただなぜかとを思い返せば、そもそも祖父の存在が大きかったかなと思います。祖父は工作が上手で、知恵のある人でした。私はよく祖父の家で牛乳パックで船を作って川で浮かべたり、電磁石で色々な金属をくっつけて遊んだりしていました。そういったことを通じて、理科って面白いんだなと漠然ながら感じていたと同時に、考えることが好きになっていったのだと思います。

また、中学生当時は、よく科学雑誌のニュートンを読んでいたことを思い出します。自由研究では「時間の概念について」レポートにしたり(一般相対性理論のさわりの部分)、ときには過冷却水を作れないかと雪を使ってあれこれしてみたりしていましたね。

結局、私が最終的に旧帝大の一つである北海道大学の大学院まで進学できた大きな要因として、小さいころからの「好き」「面白い」が原動力になっていたように思います。考えることが好きになったおかげで、勉強に苦痛を感じませんでしたし、基礎力や成績は自ずと付いてきたのだなと思います。受験対策などほとんどせずとも大学に合格したのも、元を辿ればこのような要因だったように思います。

 

アンテナを広げて、考えられるようになってほしい

理科教室は「理科だけ」を学ぶところではありません。

理科教室は、理科を通じて世の中に対するアンテナ(感受性や多様な視点)を広げ、課題や疑問を通じて考える力を育てる場です。

勉強そのものは直接社会に役に立たないと考える人もいますが、実際、「知識の多さ」や「考える力」はどのような場面に遭遇しても通用します。その「知識の多さ」や「考える力」は「物事(背景を含む)をまず捉えられること」、「物事に対してどのようにアプローチできるかを考えること」を支えてくれます。

これは余談ですが、前職では国家公務員のキャリア(国家公務員総合職(旧国家I種)の官僚)を相手にする機会も多く、いわゆる優秀な人間を相手に仕事をすることもありました。この経験を通じて思うのは、彼らはひとえに考える力や臨機応変さ、思考スピード、そして視野の広さ(多様な視点を持つ)に非常に長けているということです。

当教室はそのレベルの人間を養成するなどおこがましいことはしませんが、考える力を身に着けて、最終的に自立して積極的に勉強できる素地を作ることを目指しています

 

当教室の理科教室の方針

当教室は、理科マジックをするための教室ではありません。

ただ、そうは言っても面白いをなるべく提供したいと思っているので、まず現象を見てその不思議さを感じてください。

そして、可能な限り気づきや疑問に思ったことや感じたことを大事にしてもらいたいと思います。