特に私自身が悩んでいるわけではないですが、読んでみたいなと思いまして、最近話題になっている中川翔子さん著「死ぬんじゃねーぞ」を購入。実は今日届いたものをすぐに読んで、今まさに書いているような状況です。ブログとして文章を書くこと自体最近していませんでしたが、少しだけ書いてみようかな!と思えるくらいの良書でした。(ただ、へたくそな文章をさらしてしまうことになりますが・・・)。

内容は「いじめ」に焦点が当てられており、いじめを切り口に、悩める読者に語り掛けるようなものでした。特に、中川翔子さんの振り返りを通じて、いじめられたとき彼女はどのように感じていたのか、いじめられた彼女はどのような道をたどり今に至るのかが丁寧にまとめられています。また、近年のいじめの状況等についても具体的事例を交えて紹介されています。

何より目からうろこだったのは、学校「逃げる」ではなく「違う道を選択する」ということでした。子どもにはそう簡単にできそうにないかもしれないなと思いつつも、「逃げる」という考え方ではなく「違う道を選択するんだ」という考え方に基づいて行動するというのは精神的に非常に気が楽になりそうだなと思いました。大人でも、読みながら自分の生き方を振り返り見直すということができるので、いじめなどで悩んでいなくても十分に有用な本だと思います。

また、全体的に共感しやすい内容になっていて、非常に読みやすく作られています。エッセイや自己啓発本は得てして偏った意見や考えのものが多く、文章・文体も妙で読みにくいものがたくさんある中で、実体験を冷静に俯瞰し専門家の意見を交えて考察されていたので、賛同しやすかったです。まんがも描かれているので、この本ならばおそらく中学生でもスッと入り込めるのではないかなと思います。繰り返し読んでもよいかなと思える内容でしたよ。

書籍紹介 中川翔子さん著「死ぬんじゃねーぞ!!」