4月22日に行いました実験について、日曜日にもかかわらずご参加くださりありがとうございました。
さて、今回は工作つきの理科実験教室を開きました。プラスチックトレイに台紙に乗せて、船の形やぐるぐる渦巻き型にカッターで切り取って、水に浮かべて実験を行いました。
これが工作している様子。船の形には簡単に切れたのですが、渦巻き型に切るのは難しい。来てくれた子も苦戦していましたが、完成品はしっかりきれいに切れました。
そもそもこの実験はどういう実験かと申しますと、一般的に船って風を受けたり、こいだり、スクリューをつけたりして進みますよね。でもこの船、船に動力はつけません。どうやって動かすかというと、表面張力で動かします。水の表面張力は液体表面に働いています。この表面張力の力の大きさを下げる働きを持つのが洗剤です。しかも洗剤の場合、液体表面に洗剤成分が集中します。そうして表面張力の大きさを変えることで、それにつられて船が動くという仕組みです。
作った船を浮かべてみました。動かす様子をダイナミックに写真にすることはできませんが、生徒と一緒に動く様子を観察しました。
この観察の後、写真には撮りませんでしたがゼムクリップを水の表面に浮かべて、そこに洗剤を垂らし入れるとどうなるかも観察しましたよ。
なお、表面張力を使って生きている生物がいます。アメンボです。ではアメンボは足をどのように使って浮かんでいるでしょうか。そして、その水に洗剤を入れるとアメンボは浮かんでいられるでしょうか。
この時期はたくさんアメンボがいるので、ぜひ観察してみてください。
なお、実験に参加してくれた生徒にはこれを宿題に出しました。後日回答をくれましたが、しっかり理解して回答していましたよ!